株式会社 サンライズ ブログ
沖縄人としての想い
- 作成日:2021-01-18
- カテゴリー:ブログ
サンライズの宮城です。
来年でウチの会社も10年になります。
せっかくなので僕自身の
会社に対する想いを書きます。
僕は生粋の沖縄人で
18歳まで沖縄で育ちました。
沖縄が嫌で出たわけではなく
何者かになりたくて飛び出したので
沖縄は本当に好きです。
そんな僕が子供の頃に
地元のおじさんから聞いた
【シーサーの話】を紹介します。
シーサーご存じですか?
↑これです。
内地の人
(沖縄から見た県外の人)
に聞くと『沖縄の魔除け』
とよく言われます。
そのおじさんいわく、
色々な地域特有の
シーサーのような
守り神の起源は
エジプトのスフィンクスだそうです。
(お墓の守り神)
そのスフィンクスが
各地の文化に変化していったのが
日本の狛犬や
シンガポールのマーライオンも
起源はスフィンクスらしいです
(おじさんいわく)
スフィンクスから派生した守り神が
世界各地で
姿を変えているんですが、
その役割はいずれも【魔除け】なんです。
(おっさんいわく)
なのでシーサーも【魔除け】
と言われるんですが、
そこが他と大きく違う所で。
元々の沖縄の人の想いを込めて
作ったシーサーは
↑こういう綺麗な陶器ではなく、
↑こんな感じのごつごつした
物なんですね。
なぜかというと、
シーサーを作る時に
壺や、お皿や、
瓦屋根を作る職人さんたちから出た
レンガの破片や
余って使えない素材を集めて
作っていたみたいなんです。
ちょっと嫌な言い方をすると
ゴミを集めて作ったんですね。
つまり、
これが沖縄人の
「この世にいらない物はない」
「何物も見捨てない」
っていう想いなんです。
なのでシーサーは
他の守り神と違って
【魔除け】ではなく、
【魔をも受け入れる】
という沖縄人の想いなんだ!と
近所のおじさんから聞きました。
子どもながらにこの話が好きで、
未だに頭よりも心で
記憶しています。
僕はこの想いを
会社経営や仕事をするうえで
参考にしています。
(沖縄人として)
現在、ウチで管理職として
後輩を引っ張ているリーダーたちは
本当に色んな経歴をたどっています。
親のお金で入学した大学を中退、
中卒、
何をしても続いたことがない
けど夢や希望は捨てられない、
家がなくてネットカフェのパソコンから応募(笑)
正直、社会的にみると
なかなか厳しい過去です。
そんな方々を
【魔】とまでは言いませんが(笑)
過去や経歴や現状が何であれ、
『人生逆転したい』
『本気で自分を変えたい』
という想いは
変わらず受け入れていきます、
(嘘つきと故意的に悪影響な人は無理)
沖縄人代表として。
ちなみに、
このおじさんから聞いた話
いくらググっても出てきません(笑)
なのでそのおじさんの
作り話かもしれませんが、
僕は心に残りましたし、
沖縄人特有の【暖かさ】と
ズレのある話ではなかったので
僕は信じています。