株式会社 サンライズ ブログ
最近強く思う事
- 作成日:2021-08-01
- カテゴリー:ブログ
サンライズの宮城です。
タイトル通り最近強く思うことがあって
結論から言うと
自分でどうにかするのが責任
ではなく
助けてもらってでもどうにかするのが責任
って言う事です。
ちょっと長くなりそうですが、
仕事柄、出張で
他所のオフィスに行くことが多くて
大体2日間そのオフィスに滞在します。
そのオフィスで
仕事で悩んでそうなスタッフに
「なんかあったら相談して」
とよく声をかけるんですが
まあ、実際相談される事は
かなり少ないです。
↑この話は僕の体験談ですが
ちょっと相談すれば
すぐにでもどうにかなった
って言う話って
少なからずあると思います。
なんでこうなるのか
僕なりに考えてみたんですが、
僕は基本的に
【風通しのいい会社】
とか
【個性を活かす】
ような所を目指してるので
●人に迷惑をかけない
●ズルしない
これさえ守れば
何やってもいいです
と伝えていました。
ただ、1年半前くらいから
●人に迷惑をかけない
って言うのに違和感があって
自分でも口にしなくなっていました。
きっかけは
インドかどこかの教えで
『人は生きる上で絶対他人に迷惑をかけるから
あなたも他人の迷惑を許しなさい』
って言う言葉を聞いたからです。
なぜかずっとこの言葉が引っかかってて
「人に迷惑をかけるな」
って言うのにも自分の中で
違和感が出てきてたんです。
そこから色々調べてると
これってインド特有の教えではなくて
日本以外は大体そうらしいんです。
「人様に迷惑をかけるな」
って言われた事ある人も
多いと思います。
この
人に迷惑をかけない
って言うのは
【消極的道徳】
って言うらしいです。
逆に他の国の
困った人がいたら助ける
って言うのは
【積極的道徳】
って言います。
この話を聞くと
思い出すことがあって
僕は18歳まで
沖縄で育ったんですが
米軍基地の近くのピザ屋さんに
行く事がよくありました。
そこでお客さんの赤ちゃんが
泣き出した時に
その子の親は申し訳なさそうで
周りの日本人も多少
冷たい目を向けていました。
ただ周りのアメリカ人は
その赤ちゃんに対してあやしたり
笑顔で語りかけたりしてたのを
強烈に覚えています。
(それくらいたくさんあった)
僕は子供ながら
「アメリカ人って子ども好きなんだ」
と思っていましたが、
これも根本は
【積極的道徳】
なんですよね。
確かに
アメリカ人で子持ちのお客さんも
子どもが泣き出しても
申し訳なさそうにはしないんですよね。
僕は子どもながらに
「デリカシーないんか」
と思ってたんですが
これもある種
【積極的道徳】
なんですよね。
子どもが泣くのは
仕方ないから。
頑張りではなく
経験が少ないから
問題が処理できない
これも仕方ないんですよ。
それなのに
人の時間をもらったり
アイデアをもらったりするのが
【迷惑】だと考えて
行動に制限がかかるのって
ものすごくもったいないと思います。
聞いた上で
望んだ答えが返ってこない事もあります。
僕が立ち上げ当初の頃
ひとまわり以上上の社長に
とある質問をしたら
「しょうもない質問をするな」
と言われた事があります。
(なんちゅー言い方や笑)
けどそこから
「こう言うのはしょうもない
質問なんだな」
って事が学べました。
そんな始まりでしたが
今はその方とも
かなり対等に会話できてます。
その方からはたくさんの
時間と学びを頂いたので
その方への恩返しは
もちろんですが
僕もスタッフや後輩が
困っていて助けを求められたら
全力で取り組もうと思っています。
(恩送りって言うらしい)
なので
自分でどうにかするのが責任
ではなく
助けてもらってでもどうにかするのが責任
って言う事です。
なんでも相談しましょう!
その相手が
相談に値する人間であればですけど。
(もちろん僕も)